1月21日(土) 伊予灘のタチウオ釣り


昨日は爆弾低気圧が通過したようで

台風並みの大荒れだったそうな。

ベイトやタチウオの群れが飛んでしまっていないか心配…


まぁ いつものように目標30本にドラゴンサイズが混じればいいのだが。



今治沖や蒲刈島方面もボチボチ当たっているようだが

最盛期の爆発力はないようで 数型ともに期待薄。

一昨日 そこそこ釣れていた本船航路から 釣り開始。


今日の松山の遊漁船団は 8時だょ全船集合!みたい。


最初の流しからアタリがあったが合わせタイミングがつかめず

コツッ というのが3回

小さいサイズがいやいや触りにきているような感じ。


潮がほとんど止まりかけているようで

2流し目からは 全くアタリがなくなった。

釣り開始1時間あまり アタリなし。


潮がわずかに動き出したようで



ポツリポツリと釣れだしたが…

小さい、小さすぎる。

指2.5〜3.5本の伊予灘のテンヤ釣りとは思えないサイズばかり。


動いていた潮が止まると またアタリがなくなった。


結局 昼までに10匹程度。


午後からの満ち潮に期待するしかない。



食いの悪いときほど テンヤはシンプルに ステンの針金の巻き方にも注意。


ワイヤーリーダーやケミホタルや蛍光チューブやアシストフックやワームやヒラヒラや

テンヤにいろいろなものを付ければ付けるほど

食いの悪いときは 余計に警戒されアタリはなくなる。


食いのいい時合いでは ごちゃごちゃとしたものを付けても釣れるので

これでも釣れるんやと釣り人が自己満足に陥ってしまいがちだが

本当に大切なことは何なのかを見失ってしまえば、釣れる物も釣れなくなる。

釣れないのはタチウオがいないからではなく

仕掛けをにせ物だと見切っているから。


タチウオに限らず 何の釣りでもそうだが

みんなが釣れていないときに釣れる釣り方

時合いでない食いの渋い時に釣れる釣り方こそが大事。



午後になって、満ち潮が効いてきたせいか

アタリが出始めた。


Tさん 何とビックリ メーター級のサワラをキャッチ。


ついに時合い突入か。



魚も若干サイズアップ。


タチウオを釣るには まずタチウオの生態を知ることから。

ダーウィンが来た!タチウオ千本刀 伝説 PART1

                          PART2

                          PART3

タチウオは潮が緩むと立ち泳ぎすることや

魚探から消えることなど 目から鱗の事実が。



水深は85〜100m


船頭さんがアナウンスしてくれる魚探の反応は

底ベタであったり底から10mであったり 20mであったり…


しかし、魚探の反応に騙されてはいけない。

底から15mは捨てて水深100mであっても80m〜60mの間を探る。


タチウオは立って泳いでおり、顔の先も鋭くとがっているので

敵のレーダーの電波をはね返さないように作られたステルス戦闘機のように

魚探の音波をほとんど反射せず タチウオ自体の反応はほとんど出ない。

立ち泳ぎしているタチウオ1000本と横に泳いでいるサバ1匹の反応が

同じ強さと言われるほど。


ベイト反応の近くにいることは確かなのだが

その中だけで探っているようでは数型ともに望めない。

必ず反応の上限から20mは誘うように。

今回のように水深100mでベイト反応が底から20m(水深80mまで)なら

底までテンヤを落として20m巻き上げているようではダメ。

85mまで落としたら そこから60mまで誘い上げる。

あとでみなさんに聞いたところ

ドラゴンサイズは ほとんど水深65〜60mでヒットしたようだ。



私にもようやく狙いのドラゴンサイズ。

指6本サイズでも 迫力十分。



他の方も ポツポツとドラゴンサイズを取りこんでいる。



指2.5本の地元サイズと比較すると 同じ魚とは思えない。


楽しい時間は長く続かず

良型がバタバタっと当たった午後からの時合いも1時間あまりで終了。


その後は長い沈黙の中、たまに誰かがポツンとドラゴンという状態で

数が伸ばせず。


後半失速したまま 終了。



イワシのおこぼれをもらおうと

カモメが見送り。


お一人様30匹前後に 指6〜7本のドラゴンサイズ1〜3匹ずつと

それなりのお土産にはなった。



今日はテンヤで釣ったとは思えないような小型が多く クーラーもスカスカ。

ここ2,3年は1月半ばで釣れなくなったタチウオ。

今年は海水温もまだ高めのようで もう少し先まで楽しめそうな予感。



本日の釣果 タチウオ 27本